![]() |
||
![]() |
||
| home > 福祉住環境コーディネーター検定試験® > 介護を仕事にする人たちのエッセイ | ||
| Last updated: September 12 2008 09:55:37. |
福祉住環境コーディネーター検定試験とは?
高齢者や障害者が安心し、自立した生活を送れるよう、住環境の整備や改善を提案するアドバイザーの養成を目的として創設されました。福祉や医療、建築、福祉用具などの本来なら独立した各分野の知識を習得し、組み合わせて考えることにより、各種専門家と連携して、バリアフリー住宅の建築やリフォーム、福祉・介護用品の商品開発や販売などの現場において、状況に応じたコーディネートを行います。 検定試験の活かし方 〜介護を仕事にする人たちのエッセイ〜
2008年、福祉住環境コーディネーター検定試験は、創設10年目を迎え、延べ108万人が受験し、36万人の合格者が誕生しています。本検定試験の役割り・魅力とは何でしょう?どのようにして、介護の仕事を選んだのか。検定試験に合格した後は実際にどのように活かしているのか。 介護を仕事にする人たちの“きっかけ”と熱い信念をエッセイとしてご紹介。 これから受験を考えている皆さん、また「合格したけど何をしたら良いのだろう?」と悩んでいる皆さん、ぜひ参考にしてみてください! |
|
|
■ 定年後の人生をどう生きるか見つめ直し、大学へ
団塊世代の山本長さんは、高度成長期の熾烈な出世競争をくぐり抜けてきた、典型的な企業戦士だったそうです。「毎晩遅くまで働き、3人の子育てはほとんど妻任せ。それでも長男が福祉の専門学校に進学した時、私は内心、反対だったんです。そんな仕事のどこが有益なのか、とね」。優しい性格の息子に福祉の道をすすめたのは、長さんと同じく団塊世代の奥さま、廣子さん。入院中の実母を家で看たいという思いから59歳でホームヘルパー2級を取得しましたが、残念ながら、修了1週間前に母親は他界しました。 それ以後、奥さまは「いつか地域の人のために事業所を興したい」と願い、60歳で定年を迎えた長さんが、その夢に思いがけず加わることになりました。 「私の父や祖父は40代の若さで亡くなり、私も心臓に持病をかかえる身でしたので、これからの人生をどう生きるかを見つめ直すつもりでした。妻と息子が介護の奥深さを日々話題にするので興味が湧き、大学の福祉コースで一から学ぶことにしたのです」。 |
|
■夢をカタチに!健康な人も障害者も集う場づくり ![]() 大学修了後、施設の質を評価する調査員として活動し始めてからは、妻の夢に共鳴を強め、亡き母親の家を改修してデイサービスをオープンすることを決意。目指すは、要介護認定者に限定せず、健康な高齢者も障害者も一緒に交流できる場づくりです。 古い民家を快適な事業所に改修するため、現在は福祉住環境について勉強しながら、夢を着々とカタチにし始めています。 「福祉住環境の勉強は介護予防の知識そのもの。介護以前に、地域や家庭内で安全に暮らすための必須知識が学べるんです。ですからプロよりむしろ一般の人に広く知ってほしいし、私も住まいづくりの大切さを地域でアドバイスしていきたい」と長さんは語ります。 【取材後記】 介護を定年後のライフワークに選んで良かったと思う理由の1つが、25歳の息子さんと夢を共有できたこと。「今年の入院中、『もし要介護になったら僕が看るから』という息子からの携帯メールにはジンと来ました。介護業界では“大先輩”の息子を後方支援したい気持ちも、父親として負けたくない気持ちもあって(笑)、勉強にも熱が入ります」と語りました。 一方、実際にデイサービス改修に取りかかると、福祉住環境に通じている建築界のプロが意外に少ないことに驚いたとか。「これからの高齢社会を見通すなら、建築を学ぶ学科などでは必須カリキュラムにしてほしいですね」と提言しました。 |
![]() |
| 提供:介護する人・される人の生活情報誌「かいごの学校」2008年10月号(日本医療企画:http://www.jmp.co.jp) |