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カラーコーディネーター検定試験®
Last updated: March 28 2008 09:56:34.
コラム
今や海外でも注目されはじめている東京商工会議所のカラーコーディネーター検定試験。
その魅力とは一体何でしょうか。特徴や試験内容、勉強のポイントに至るまで、東商認定講師がお伝えします。

さらに広がるカラーの世界(2)
〜カラフル家電のゆくえ〜

(鈴木 千惠子)

1990年代後半から2000年初期までは、服飾も家電、自動車などの製品も色をおさえたものが主流のようでしたが、2002年頃から、いろいろな分野での商品にずいぶんと色数が増えたような気がします。売れる色と景気とは関係があるのでしょうか?

まず、1990年の初期から今日までの10数年の間、景気はどうだったか、振り返ってみると、大きく3つに区切ることができると思います。まず第一期は、1991年にバブル経済が崩壊してからの10年。この時期は民間の企業・公的な企業ともに、不採算部門を清算し、経済成長が止まった「失われた10年」といわれ、不景気の時代が続きました。第二期は、2000年から2003年頃までの時期で、この時期は、ようやく景気回復の兆しがみられたか、というときに2001年9月、世界同時多発テロが起こり、世界中の人々を震撼させ、また景気が落ち込みました。第三期は、2003年以降、景気の回復の様子がみられ、戦後最長の好景気の時代、と言われている2003年以降今の時期で、今秋までと私は予測します。

過去にさかのぼって、色彩に関する資料を開いてみると、多彩なカラーの商品が出てきたのは、2002年からのようです。色彩調査機関の調査では、百貨店で売れた家電商品で、1998年では、白、アイボリー、グレー、ダークグレー(これを“無彩色グループ“としておきます。)で62%を占めていました。そのうち、有彩色の中で目立つのはネイビーブルーで5.8%でした。1999年は無彩色グループの売れ行きは57.2%、有彩色の中で目立つのはネイビーブルーで7.1%、2000年は無彩色グループの売れ行きは53.2%、有彩色で目立つのはピンクで8.6%、2001年では、無彩色グループの売れ行きは52.1%、有彩色で目立つのはピンクで7.7%、ベージュ6.1%、2002年では、無彩色グループの売れ行きは52.9%、有彩色で目立つのはピンクで4.2%、赤3.7%、青3.2%、スモークドグリーン3.7%、と有彩色のバリエーションが広がっているのがわかります。さらに広がるカラーの世界(2)〜カラフル家電のゆくえ〜イメージ特に2002年発売になった、東芝のコードレス掃除機は、白がベースに、掃除機のボディのところが黄と手に取る柄の部分が黄色、というようにツートンで緑、赤、青、と白のみ、という5色展開で、店の家電売り場で目を引く存在になりました。そして、一気に家電製品が“カラフル化”へと向かったのは、2005年1月、ipod-miniの発売がきっかけ、だったように思います。これは、アメリカに本社があるアップル社が発売した携帯型音楽プレーヤーで、5色のカラーバリエーションがあり、機能も色も話題を呼びました。その後は携帯電話、家庭用ヘアドライヤー、デジタルカメラなど、とくに手にとって持ち運びができる大きさのものに、カラーバリエーションが増えました。ポータブルなもの意外でも、炊飯器にも、赤系やゴールドなどの色のものが出ています。2007年春に発表されたソフトバンクの携帯電話は、24色もあり、広告や店頭で色の美しさに足を止めた人も多いでしょう。今はまさにカラー全盛時代、といえると思います。

しかしながら、裕福層とそうでない層との格差が広がる傾向になり、社会問題になりつつあります。企業の業績も良いところとそうでないところとの差が大きくなっているようです。今年後半からは、景気はそんなに良くならない、というのが私の予想です。そうなってくると、数年間は、襟を正して、勤勉に働く時代となります。遊び心が少し薄れて、カラフルな商品も少なくなり、また無彩色中心の商品構成にはならないものの、抑えた色調のものが再び主流になるであろう、と思うのです。

(参考文献「流行色」No.530 2002年秋発行、「流行色」No.534 2003年秋発行、「流行色」No.538 2004年秋発行、No.542 2005年秋発行 JAFCA発行)


著者プロフィール

鈴木 千惠子(すずき ちえこ)

カラーアナリスト&イメージコンサルタントとして、カラーコーディネートの講師や色彩提案、ビジネスマナー研修に携わる。
著書「色のとりせつ(取り扱い説明書)」「色の好き・きらい」ともに誠文堂新光社刊。
山村学園短期大学 非常勤講師、東京マックス美容専門学校、中央学院大学オープンカレッジ講師 ほか、市民講座や学校や企業にて講師を務める。
東京商工会議所認定カラーコーディネーター検定講師。

1994年   文部省認定 秘書技能検定1級(準)合格
1999年   東京商工会議所主催 カラーコーディネーター検定1級(商品色彩)合格
2006年4月 明治大学大学院 経営学研究科 入学(経営学 専攻)


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