カラーコーディネーター検定試験 Club Palette Vol.29
草花が咲き競い、色彩豊かな季節となりました。今号も「色」を楽しむ情報をたくさん掲載しています。日本ペイントホールディングス株式会社様の「ROOMBLOOM」を取材した「カラーの最前線を歩く」、秋冬向けカラーの情報がいち早くわかる「COLOR TALK」など、ぜひお楽しみください。
お申し込み登録の締め切り間近となりました第38回検定の情報もお見逃しなく。  
【INDEX】COLOR TALK:Topix, Color Trivia/カラーの最前線を歩く/IMFORMATION:色とアート,おすすめセミナー情報/プレゼント/検定試験情報/事務局通信
COLOR TALK
TOPICS:気品のあるグレー、グレイッシュカラーと豊かな女性らしさを表現するレッド系 ー 2015年秋冬向けレディスウェアカラー ー
ハスラーの3色(エクステリアとインテリア)受賞

   夏シーズンも目前に迫ってきましたが、今回はいち早く今年の秋冬向けのレディスカラーについてお話したいと思います。
   カラートレンド情報は、その時期のムードを表現するコンセプトテーマとともに選定されています。2015年秋冬カラーのテーマは「Respectiveリスペクティブ」。互いの思想や主張を認め合わず、国や民族間での摩擦や争いが頻発している今の社会を考え、異質なものがあってもお互いを尊重し、違いを楽しむような「新しい調和」をカラーで提案していきたいという意図が込められています。選ばれたカラーは、それぞれの色が互いを引き立て合うように意図され、4つのグループが選定されています。

Float of light フロート・オブ・ライト(光の浮遊)

明るく軽い、フェミニンなムードですが、シルバーなどの光沢感を加えたり、透ける素材などにより、未来感を感じさせることがポイントです。

Grace of gray グレース・オブ・グレー(グレーの気品)

気品を感じさせるグレーやグレイッシュカラーを中心としたグループ。茶やカーキと合わせた温かみのあるムードです。

Depth of sensuality デプス・オブ・センシュアリティ(官能の深み)

女性を官能的に魅せるダークカラーのグループ。濃厚なレッド系カラーが印象的です。

Flick of fun フリック・オブ・ファン(楽しさの点滅)

ビビッドカラーが中心ですが、間に鈍いトーンの色を挟むことで、無秩序で力が抜けた印象を与えます。

   2番目の「グレース・オブ・グレー」は、ベーシックで実用的なカラーがそろったグループ。昨年の秋冬に続いて、グレーは重要な色になります。キャメルやカーキは自然イメージの色ですが、粗野なムードではなく、洗練されたエフォートレス(肩肘をはらない)なムードで使用されます。
   また2015年秋冬のデザイナーズコレクションで多く見られたのが、3番目の「デプス・オブ・センシュアリティ」にあるダークレッド系の色。深みのある色合いで、豊かな女性らしさを強調します。

Color Trivia: 色のよもやま話 No.18
ムーンライトブルー    ネイビーNavyは海軍の意味で、イギリス海軍の制服にちなんだダークブルー系の色になります。紺色やインディゴ(制服はインディゴで染められていました)なども同じ範囲の色です。
   制服の色に採用されたように、ネイビーブルーには伝統、格式、信頼感といったイメージがあり、きちんとした、少し保守的なムードをもっています。
   ネイビーブルーの流行を振り返ってみると、閉塞感のある時代で「1から出直し」「原点回帰」といった言葉が盛んに言われるようなときに、注目されてきたように思えます。代表的な例として、1991年バブル崩壊時の、定番スタイル復活に伴う「紺ブレ(紺のブレザー)」の大ヒットが挙げられるでしょう。
   景気回復がなかなか見えてこない現在も、ネイビーブルーの人気が長く続いています。かれこれ7〜8年は継続していますが、今春夏でも「普通」「大人」といったキーワードとともにネイビーの魅力がさらに輝きを増しています。
カラーの最前線を歩く
リポーター:桜井 輝子 Sakurai Teruko カラーコーディネーター認定講師(2級・3級)
東京カラーズ株式会社 代表取締役
色彩知識を活かして企業のカラーコンサルティングや色彩教材の開発、書籍の執筆を行う。インテリア、エクステリア業界の世界標準システムであるNCSをスウェーデン本部で学び、認定講師の資格を取得。2010年より環境色彩コンペティション「グッド・ペインティング・カラー」の審査委員を務めている。
認定講師紹介
ROOMBLOOM柳谷さん(中央)、中澤さん(右)
棚に並ぶカラーイメージ
ROOMBLOOM ー 暮らしを変えるこれからのペイント ー

溢れるモノの中からお気に入りの家具や器を選ぶように、自分のお気に入りの色を選び、自分の過ごす空間を彩る。色から暮らしを考える、暮らしを丁寧につくる。そのような思いから、新しいペイントを提案しているROOMBLOOM日本ペイントホールディングス株式会社)を訪ね、開発から携わってきた中澤淑子さんと柳谷典子さんにお話を伺いました。

メーカーが開発した日本初の内装用ペイントブランドROOMBLOOMが生まれたきっかけを教えてください。
   ご存知のとおり、塗料業界は男性的な世界です。それは塗料の用途が主として自動車、家電製品、橋梁などであることに起因するのかもしれません。私たちはさらなる塗料のニーズと可能性を模索する中で、今までありそうでなかったインテリアに特化した新ブランドROOMBLOOMを立ち上げたのです。
   コンセプトは「色から暮らしを考えるペイント」。ペイントが心の余裕や遊びゴコロを喚起し、暮らしを丁寧につくっていくきっかけとなったらと、社内の女性陣4名による特別なプロジェクトをスタートさせたのは、2013年4月のことでした。
プロジェクトがスタートして半年後には、早くもマスコミから大きな注目を集めました。
ROOMBLOOMで展開なさっている144色のコンセプトカラーはどのように決まったのでしょうか?
   色を選ぶにあたっては、主人公を「私」とし、「何気ない日常に垣間見える色々な思い」「時を過ごした場所の想い出や彼の地への憧れ」などのさまざまな気持ちを大切に考え、その気持ちを144色の色に変えていきました。
   そして、まずは色に親しみを感じていただけるように、その色を表すのに従来のような色に関する記号や数値を使うことをやめました。代わりに「私」が「誰と、どこで、どんな風に」暮らすのかをイメージしやすいネーミングを考えたのです。
   ROOMBLOOMのパンフレットには、この144色を掲載していますが、色の並べ方に大きな特徴があります。横軸は「場所(PLACE)」と「人(PEOPLE)」、縦軸は「感情(EMOTION)」と「時間(TIME)」というマトリックスになっていて、すべての色をその色の持つストーリーにふさわしい場所に配置しています。
   たとえば、人気色のひとつである淡いブルー「パリの朝」は、色のマトリックス上で、街や国の雰囲気と時間の移ろいを表現した「場所(PLACE)」と「時間(TIME)」のエリアにあります。ストーリーは、「憧れのパリ。早起きしてホテルの周りをぐるりと歩いてみる。落ち着いた色合いの町並みと澄み渡る青い空が絶妙な空気を醸す。そして、その中に溶けていく」という具合です。
記事詳細はこちら
ROOMBLOOM 使用例
   ROOMBLOOMホームページでは、色のストーリー、ペイントを使った素敵な内装例や、さまざまな取り組みが紹介されています。プロジェクトへの参加の呼びかけもありますので、ぜひご覧ください。
http://room-bloom.com/
   ROOMBLOOMの公式サイト上で、すべての色とそのストーリーをご覧いただくことができます。
認定講師が教える!ワンポイントカラー検定!!

溶剤に水を使用した塗料である。水は大気汚染を引き起こすことがなく、環境にやさしい溶剤として、石油系溶剤に置き換わってきている。

ー2級テキストP153掲載「Ⅱ-3-2 水性型塗料」ー

今回ご紹介したROOMBLOOMのペイントは、塗料中に揮発性有機化合物(VOC)をほとんど含まない環境配慮型合成樹脂エマルションペイントで、水性型塗料の一種です。
また近年では、高日射反射機能(近赤外領域の光を高いレベルで反射することで、被塗物の温度上昇を抑制する機能)や耐火機能など、さまざまな機能を付与したペイントも開発されています。
認定講師を活用してみませんか?
ショーウインドーでの季節感の演出、商品パッケージの企画、ファッションのコーディネートetc.
東商の認定するプロのカラーコーディネーターにおまかせください!
認定講師の依頼の仕方

依頼内容・期間・勤務地・報酬・担当者連絡先を、メールで送信ください。
表題に「認定講師へ仕事依頼」と入力をお忘れなく!
送付先はこちら(palette@tokyo-cci.or.jp)まで。

東商はいただいた内容をそのまま該当地域の登録認定講師へメールいたします。
(その後のやりとりは、認定講師と直接お願いすることになります)

認定講師一覧がご覧になれます。

INFORMATION
色とアート

《スパイラル文花器》1980 年頃
個人蔵 Estate of the artist
撮影:大屋孝雄

《ピンク線文鉢》1980 年頃
個人蔵 Estate of the artist
撮影:上野則宏

《青釉鉢》1980 年頃
個人蔵 Estate of the artist
撮影:伊奈英次

《緑釉鉢》1980 年頃
北野美術館蔵 Estate of the artist
撮影:大屋孝雄

没後20年 ルーシー・リー展 Lucie Rie A Retrospective

茨城県陶芸美術館

<巡回展>
千葉市美術館 2015.7.7-8.30
姫路市立美術館 2015.10.31-12.24
郡山市立美術館 2016.1.16-3.21
静岡市美術館 2016.4.9-5.29

   20世紀を代表するイギリスの女性陶芸家ルーシー・リー(1902-1995)は、ウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれました。当時ウィーンでは、画家クリムトや建築家ホフマンに代表される造形芸術の新たな動向が芽生えており、ルーシーもこれらに触れながら育ちます。
   ホフマンも教鞭を執ったウィーン工業美術学校で1921年から学び、ここでロクロの面白さに魅了された彼女は、陶芸家になることを決意します。その後はさまざまな展覧会で活躍し、作家としての地位を確立していくものの、戦争へと向かう時代の中、1938年、イギリスへの亡命を余儀なくされました。以後1990年に病で倒れるまで、半世紀以上にわたりロンドンで制作を続けました。

   ルーシー・リーの作品には、釉薬(ゆうやく)のあたたかみのある色調が見られます。
   彼女は、ウィーン時代から60年代にかけて精細で大がかりな釉薬実験を繰り返し、これまでになかった釉色(ゆうしょく)を数多く開発しています。本展覧会は、そのモダンで情緒豊かな色感を楽しめる絶好の機会となっています。
   また、ロクロによって生み出される優美で緊張感のあるフォルム、象嵌(ぞうがん)や掻き落(かきおとし)などによる独自の文様も、ルーシー・リーならではの造形世界であり、作品が放つ繊細でありながら凛とした存在感も見どころです。
   今回展示される作品の大半は日本初公開の作品となります。ウィーン時代の新発見の作品に、これまでの代表作を加え、総数約200点により彼女の足跡を辿り、その魅力と全貌に迫ろうとするものです。
   また、4月11日からの展示は、茨城県陶芸美術館開館15 周年を記念する、大規模な企画展となっており、講演会、ギャラリ―トークも予定されています。

展示構成
出品総数約200点

会場の都合により、若干点数が変わることがございます。
あらかじめご了承ください。

第1章初期-ウィーン時代(1921-38 年)
第2章形成期-ロンドン時代
第3章円熟期

プレゼント

3組6名様に茨城県陶芸美術館で開催される本展覧会のご招待券をプレゼント。
詳しくはプレゼント欄をご参照ください。
おすすめセミナー情報
2016年秋冬向けJAFCAカラートレンドセミナー
2016年秋冬シーズンのカラートレンドを、レディス、メンズ、プロダクツ&インテリアの分野別に詳しく解説します。
日 時 [東京]2015年7月9日(木)[大阪]2015年7月16日(木)
会 場 [東京]渋谷区・文化ファッションインキュベーションオフィス
[大阪]中央区・大阪マーチャンダイズマートビル
主 催 日本流行色協会 (詳しくはこちらから)
*申込受付は6月からになります。
プレゼント
【1】3名様に:季刊「流行色」2015年春号No.580:一般財団法人 日本流行色協会/発行:定価 1冊5,000円+税/年間購読(年4回)18,000円+税

   季刊「流行色」は、カラートレンドの専門誌です。ファッションのみならず、工業製品、インテリア関連、メイクアップなど、様々な分野の先行きのトレンドカラー予測情報を中心に、世界で開催されるデザイナーズコレクションや、各種展示会のカラー動向や、実市場におけるカラー分析など、色に関する情報を掲載しています。カラーのプロになりたい方、いち早く時代の方向性をつかみたい方にとって貴重な情報源になります。
   今回2015年3月に発行された「流行色」2015年春号No.580を抽選で3名様にプレゼントいたします。ぜひご応募ください。

内容

  • 2016年春夏JAFCAファッションカラー(速報)
  • 2014年カラートレンド年鑑(1年間の様々な分野のカラー動向を総括します)
  • 世界各国の展示会情報
  • etc…

【2】1名様に:ROOMBLOOM スターターキット+お好きなペイント(1kg)

   すぐにでもペイントが始められる道具をすべて詰め込んだキットとお好きな色のペイント(1kg)をプレゼント。1缶で、約3~4平方メートル(タタミ:約2~3枚 ※塗装時、塗装場所の条件により異なります)を塗ることができます。
   お好きな色をROOMBLOOMのHPから選び、色の名前とスポンジのサイズを明記の上、ご応募ください。

■スターターキット【内容】
バケット、ネット、ローラーハンドル/1本、刷毛/1本、ローラースポンジ-4インチもしくは6インチ/1個、マスカー1個、オリジナルマスキングテープ1個

スポンジのサイズ
  6インチ:壁など広い面を塗るときに。
  4インチ:家具など小さい面積を塗るときに。
サイズなど現物と多少変わる可能性がありますので、ご留意ください。

【3】3組6名様に:茨城県陶芸美術館開館15周年記念展
没後20年ルーシー・リー展 ご招待券
「色とアート」でご紹介した展覧会のチケットをプレゼントいたします。

プレゼントのお申込み方法

郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス、希望のプレゼント番号、CLUB PALETTEの感想を明記の上、件名を「CLUB PALETTE プレゼント応募」として、東京商工会議所 検定センター CLUB PALETTE 事務局宛に、メールでご応募ください。

・応募用アドレス palette@tokyo-cci.or.jp
・締め切り:2015年5月15日(金)
・当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。

検定試験情報
 
2015年度検定試験日程について
今年度の試験日程は次のとおりです。 現在、第38回の申込登録期間中です。
ぜひ挑戦してみてください!
第38回 カラーコーディネーター検定試験(R)日程:3・2級
試験日:6月21日(日) 結果発表
第39回 カラーコーディネーター検定試験(R)日程:3・2・1級
試験日:11月29日(日) 結果発表

⇒詳細はホームページにてご確認ください。

公式テキスト・問題集販売のお知らせ

2015年度の検定試験は公式テキスト・問題集に準拠して出題されます。テキスト・問題集の詳細は、ホームページにてご案内します。

⇒テキスト・問題集の詳細はこちら

カラーコーディネーター検定試験2級問題集最新版のお知ら

2015年1月31日に2級問題集の最新版を発行しました。
受験対策にぜひご活用ください。

目次
1章 カラーコーディネーションの意義
2章 色彩の歴史的展望と現状
3章 生活者の視点からの色彩
4章 生産者の視点からの色彩
5章 カラーコーディネーターの視点
解答・解説/過去問題例集/模範解答

発行日:2015年1月31日発売
価格:本体価格2,200円+税

⇒問題集のご案内・ご購入はこちら

通信講座のご案内

カラーコーディネーター検定試験の通信講座を実施しています。

⇒通信講座のご案内はこちら

事務局通信
カラーコーディネーター検定試験

   今号の取材ではペイントの新たな魅力をお伝えできましたでしょうか。取材時のお話をすべてお届けできないのが残念ですが、色のもつエネルギーにますます魅かれ、また、自分の過ごす環境の色にももっと敏感になっていきたいと感じさせられました。
   今年は桜の開花後に荒れ模様の天気になったりしましたが、夏に向かい、いよいよ、花々や緑の色がまぶしくなり、これからの色鮮やかな季節が楽しみですね。

   さて、2015年度のカラーコーディネーター検定試験の受験要項(パンフレット)が完成しました。
   専用フォームから取り寄せることができますので、入手ご希望の方はこちらからお申し込みください。団体受験のお申し込みも可能です。

Club Palette Vol.31
東京商工会議所 検定センター Club Palette 事務局
http://www.kentei.org/

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